●大会長挨拶
 この度、第35回一般社団法人日本小児口腔外科学会総会・学術大会を2023年11月25日(土)・26日(日)に、東京歯科大学水道橋新館校舎 血脇記念ホールで開催させていただくことになりました。2022年現在、新型コロナウィルス感染症の先行きが見えないなか、開催方法をどのようにするべきかを検討いたしましたが、いまだ不確定な要素が多いため、今回はハイブリッドでの開催を想定して準備を進めることといたしました。
 テーマは、「こどもまんなか時代の小児口腔外科」です。現代は行政でもこどもを取り巻く行政業務を集約することが考えれている“こどもまんなか時代”です。我々歯科医師も小児歯科と口腔外科が専門性にとらわれない医療を展開する必要があると考えます。さらに、医科や行政とも協力し、こどもの健やかな成長を見守るべく、こどもを中心に協力し、守っていこうという意味が込められています。
特別講演は、東京歯科大学口腔病態外科学講座主任教授の片倉 朗先生に、VRを応用した小児口腔外科手術のに関してご講演いただけるようにお願い致しました。教育講演は、ジャパングリーンクリニックの小児科医、内山健太郎先生に子ども虐待に関してご講演いただきます。シンポジウムは、子ども虐待の現場で活動されている児童相談所職員や子育て支援団体代表をシンポジストとしてお招きし、子ども虐待についてご講演いただき、参加の皆様と共に活発な討論をしたいと考えております。
会場は、水道橋駅を出て徒歩3分にございます東京歯科大学水道橋校舎血脇ホールを予定しております。収容人数400名の大きなホールでございます、会場参集いただきました暁にはぜひ、活発な質疑応答で大会を盛り上げて頂ければ幸いです。参加された皆様にとって有意義な大会になるような企画を考えておりますので、数多くの演題と皆様方のご参集を心よりお待ちしております。


第35回日本小児口腔外科学会総会・学術大会 大会長
新谷 誠康
(東京歯科大学小児歯科学講座 教授)